2011年06月21日

映画:ショーシャンクの空に

スティーブンキングの小説「刑務所のリタ・ヘイワース」を、フランク・ダラボンが初監督した作品。銀行の副頭取だったアンディ・デュフォーレン(ティム・ロビンス)は、妻と愛人のプロゴルファーを殺した罪でショーシャンク刑務所に送られる。刑務所の中はホモに襲われるなど散々な生活だが、そんななかで物品調達係のレッド(モーガン・フリードマン)と親交を深めていく。過去の経歴より監視役の主任の相続問題を解決するなど、次第に職員、受刑者の両方からの信頼を勝ち得ていき、遂には所長の所得隠しまで任される。しかし、優等生な受刑者の仮面の下に、自由を勝ち取るための強い信念と行動力を隠し持っていた・・・1994年のアメリカ映画ですが、興業的には決して成功ではなかったようです。けれど作品のプロットは見事なもの、細かな描写が結末へと集約されていきますが、途中まで観ている人はその意味には気付きにくい。デュフォーレンの独房に貼ってあるポスターがリタ・ヘイワースからマリリン・モンロー、アーシュラ・アンドレスと移り変わり、知る人には20年近くの歳月が流れていることをイメージで知らしめる心憎い描写も。自由、友情など、ヒューマンな要素はもちろん盛り込まれ、観る人を決して損させない、いや映画でなければ味わえない幸福感に導きます。ああ映画って、本当にいいものですねぇ。142分。☆☆☆☆☆

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2011年06月14日

震災の教訓:いにしえに学ぶ

本年3月11日の東日本大震災で、日本の住宅事情は大きな変化を来しているという。週刊ダイヤモンドの6月11日号では、東京の湾岸の高層マンションは半年ぐらいで25から30%も価格が落ちるといわれているそう。この週刊誌に紹介されていた「古地図・地名でわかる危険地帯」は実に興味深い。首都圏の不動残業者が図書館の古地図で「昔は沼地だった」などの地形情報を探しているという。液状化したエリアが昔海や沼、水田だったからだ。これによると東京の江東区や港区の湾岸エリアはもちろん、銀座も室町時代は海だったとのこと。銀座は度々訪れていますが想像もしませんでした。また古地図を調べなくても、地名から地盤のリスクの推測は可能らしく、古くから津や洲などサンズイの付く地名は水が出るといわれ、実際に浦安市では液状化した地名に洲や浜が入っていた。それ以外にもがけ崩れを示すタキが、タケ→竹に変化して竹の字が当てられていることもあるらしい。また埋立地の埋めは梅に変化し、驚いたことに大阪の梅田は「埋め田」で、実際に地盤が弱いという。宅地開発で古い地名が姿を消しつつあるが、いにしえの人の土地の危険を知らせる知恵に改めて感心させられます。皆さんのお住まいの地名もチェックしてみては?

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週刊ダイヤモンド2011/6/11より
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2011年06月07日

映画:HAYABUSA-BACK TO THE EARTH

もともとは2009年にプラネタリウム用に製作された映画に最新画像を追加した劇場版。主人公は御承知2003年に小惑星イトカワに打ち上げられた探査機「はやぶさ」。とにかく驚かされることが少なくなかった。ドキュメンタリー映画と思ってみたら全編CG。しかも冒頭の地球のシーンはその美しさに思わず息をのむ。はやぶさについては知識不足だったが、本体の大きさがわずか1.6m程度の探査機。これがこの広い宇宙の太陽系のなかで、塵のような500m余りの小惑星を探し当ててそこに降り立ち、46億年前の太陽系の誕生のなぞに迫るためサンプルを持ち帰った、というのだからすごい!この探査機は自分で運航して行って帰ってきた(自立航法誘導)。途中行方不明になって予定より3年も長くかかったが、2010年6月13日遂に自分で地球に戻ってきた。まるで傷だらけの戦士が自らの命を捧げて使命を終えるかのように、イトカワのサンプルを入れたカプセルを地球に落下させ、自らは大気圏で燃え尽きる。はやぶさが擬人化され、あたかもヒトの美談のように語られる。日本人はこういう話に弱いですよね。写真ははやぶさが大気圏突入前に最後に送ってきた地球の姿。涙目で撮影されたように見えませんか?実に泣かせます。監督は上坂浩光。2011年日本映画。46分。☆☆☆

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posted by Dr.Yoshi at 16:39| Comment(3) | 日記