2011年05月30日

第11回日本抗加齢医学会

京都での開かれた抗加齢医学会の総会に5月28日、29日と出席してきました。場所は京都国際会館で台風2号接近中のなかでの開催です。

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正面玄関にて

演題で興味深かったのがシンポジウムの「アンチエイジングのための酸化ストレス疾患予防」。近畿大学のアンチエイジングセンターの山田秀和先生は、老化を促進するものとして日光、喫煙、体重増加を挙げ、特に日焼けについては外からの日焼け止めの塗布だけでなく、食べることによる内からの日焼け予防について触れ、食材としてブロッコリー、コーヒーに含まれるカフェイン、トマトに含まれるリコピンが有効と報告していました(ちなみに私はブロッコリーもトマトも食べますが好きではありません)。

特別講演は茶道裏千家15代家元の千玄室さんの「茶道と長寿」。身長178cmで威風堂々とし、88歳ながら1時間に及びエネルギッシュに講演されました。カテキンはやはり健康長寿によいという生き証人!茶会のときにお椀を回すのは、正面をはずして謙虚にありがたくにいただくという姿勢であるということも教えていただきました。

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千 玄室さんの講演風景

また会場では東日本大震災のチャリティのため、京都裏千家の方々による呈茶席も設けられ、期せずして京都らしいおいしいお茶をいただきました。

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会場内の呈茶席

この学会は医師のみならず、栄養士や薬剤師、美容サロン経営者などアンチエイジングに携わる方ならどなたでも参加できる貴重な学会です。このブログでも元気で長生きの秘訣を随時報告しますね。
posted by Dr.Yoshi at 20:50| Comment(0) | 日記

2011年05月24日

がん:ヒトの産物!?

イギリスらしいおもしろい報告です。Medical Tribuneによると、マンチェスター大学のDavid, Zimmerman両教授が古代にはがんは極めてまれな病気だったとNature Reviews Cancer(2010;10:728-733)に報告したとのこと。彼らは数百体のエジプトミイラを調査し、がんであったのはBC400-200年に生きた一般人で直腸癌の1例のみであることを見出した。これだけでもすごいが、彼女らは古代エジプトについてはミイラと文献、古代ギリシャは文献を調査し、恐竜時代までのヒトと動物の遺物についての医学調査も検討したという、1000年単位の大調査だ。文献的にもがんらしい記述は17世紀にならないと現れてこないとのこと。「そりゃ昔のヒトは早死にだから、がんにならなかったんでしょう」という反論もあるが、同時代のヒトに動脈硬化性疾患や骨粗しょう症はあり、それくらい長生きはしていた。がんが増えてきたのはごく最近のことだ。今日がんの原因として遺伝子と環境因子の両者が絡むことは誰も疑わない。しかしながらこの報告は、環境因子が思いのほかがんの危険を増大させていることを意味しており、食事や喫煙、アルコール、大気汚染や放射能などに対する危険を正しく認識し生きることが、がんにかかることなく健康寿命を延ばすことを示唆している。これは個人のみならず国家、いや地球レベルの問題ですね。

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posted by Dr.Yoshi at 20:06| Comment(0) | 日記

2011年05月19日

スポーツ:ゴルフ

私の趣味のひとつにゴルフがあります。クリニックで仕事をしていると1日に3000歩程度しか歩かないこともしばしば。コースに行くと1ラウンドで18000歩、カートに乗っても13000歩は歩くので結構な運動になります。ラウンドする以上は上手に回りたいもの。これがままならないのがゴルフで、うまくいかないから「よし次は・・・」なんて続けてしまう。ストレス9割、喜び1割のスポーツですが、その1割がたまらない。ナイスショット!グリーン周りからのカップイン!があるからやめられないんですね。以下の本はhow to本としては少し変わっていて、全米オープン優勝者の往年の名プレーヤー、ラリーネルソンとの会話を、コーチングマネージメントのプロの伊藤守さんがまとめたもの。「ボールをターゲットに向かって打つのではなく、繰り返しできる自分のスイングを開発する」とか、「自分のスイングがうまくいっているか、自身の判断基準を持たなくてはならない」など、ゴルフ練習に対する根本的なスタンスについて語られています。「筋肉を意識し、筋肉を開発する」、「年をとるほど筋トレは必要」、特に後者は常日頃患者さんにもお話ししていることなので共感する言葉です。実践できたらうまくなるんだろうなあ。がんばりまーす。

エグゼクティブのための正しいゴルフの習い方
ラリーネルソン、伊藤守著 ディスカヴァー21社 1400円
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posted by Dr.Yoshi at 20:03| Comment(0) |